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マセラティ、自社の「Innovation Lab」を公開

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■マセラティが、その歴史上初めてEmilia Ovest通りに位置する技術開発部門への扉を開き、ブランドのイノベーションと発展の核心に迫る、ここでしか見られない舞台裏をメディア向けに公開 ■最新世代のDiM(Driver-in-Motion)テクノロジーを搭載した新しいダイナミック・シミュレーター、スタティック・シミュレーター、そしてユーザー・エクスペリエンスの開発を専門に行う研究所 ―― マセラティは、新型モデルの開発を支えるテクノロジーにおいて、最先端を歩んでいます ■バーチャルな状態から最終製品まで ―― 開発の初期段階から人的な要因を優先する総合的アプローチ

モデナ発、2019年11月12日 ― マセラティは、通常は関係者以外の立ち入りを認めていない開発拠点、「Maserati Innovation Lab」を、メディア向けに特別に公開しました。 モデナのEmilia Ovest通りに位置し、2015年9月に開所したこの技術拠点が、ブランドの研究技術、開発、計画を推し進める活力として果たしている役割を、初めて世界に公表します。 「Maserati Innovation Lab」は、現行車種を含む新車開発のための施設です。ここでは、ドライバーを優先するマセラティならではの、総合的なアプローチで適用することで、デジタルプロセスが商品開発を支えています。また、ハードウェアとソフトウェアを独自に組み合わせることで、顧客ニーズへの関心をバーチャルシミュレーションプロセスに緻密に織り込んでいます。

 

 

商品開発を支えるこのデジタルプロセスは、3つの主要分野、すなわちDiM(Driver-in-Motion)技術を搭載する最新世代ダイナミック・シミュレーター 、スタティック・シミュレーター、そしてユーザー・エクスペリエンスにて行われます。

マセラティのエンジニアリング部門は、Emilia Ovest通り、Cairo menotti通り、delle Nazioni通りのモデナの3か所、そしてトリノのグルリアスコとバロッコの計5か所に分かれ、1,500名を超える技術者が従事しています。特に、Emilia Ovest通りにある敷地面積33,744平方メートル(うち建築面積が14,000 平方メートルで、非建築面積が19,744平方メートル)の本社では、1,100人を超える職員がおり、その大半はエンジニアで、出身地は17カ国にわたります。非常に若く、活気のあるこの環境では、平均年齢が約37歳で、従業員のほぼ半数が35歳未満、20%は30歳未満です。この組織は近年、イタリアの優秀な大学から優秀な卒業生を集めて、大きく成長しており、マセラティも積極的に協力しています。

 

スタティック・シミュレーターは、マセラティのシミュレーション分野におけるあらゆる経験の出発点となっています。
このシステムは、コックピット、3つのプロジェクター、高い計算能力で構成されています。これは、開発プロセスのかなり初期の段階から、エンジニアがドライバーからのフィードバックを即座に獲得し、新型の検証に大きく貢献できるよう支援するシンプルなシステムです。 特にマセラティのエンジニアリングは、HiL(Hardware In the Loop)手法とシミュレーターとを連係させることにより、バーチャル開発の段階でもドライバーを中心とした戦略を徹底しています。このアプローチを採用することで、ステアリングやブレーキ、ABS、ESCといった真のサブシステムを加えることができ、実物とシミュレーション上のコンポーネントをつなぐテストを作成して、新しい車のあらゆる特徴を開発するためのたたき台を提供できるのです。また、世界のあらゆる場所で起こりうる複雑なシナリオを再現することにより、ドライバー支援システムを安全な環境で開発、テスト、検証することができます。


最新世代DiM(Driver-in-Motion)技術を搭載し、ヨーロッパで最も現代的で進んだダイナミック・シミュレーターは、あらゆる新型車の開発に携わるマセラティのエンジニアを支援しています。最新のテクノロジーを搭載したダイナミック・シミュレーターは、独自開発の制御戦略が進化した結果、システム統合をフル活用できるようになり、開発にかかる時間とコストを削減します。また、プロトタイプの数を減らし、最終製品に近付ける上でも役立ちます。
このツールは、さまざまな方向に動かせることで、効果的なドライビング体験を生み出し、世界最高峰の国際レースサーキットを含め、さまざまな路面や状況における実車のドライビング ・ダイナミクスを、バーチャル環境でエミュレートします。 このシミュレーターにより、さまざまな走路で同日にテストすることが可能になります。数回のクリックで車両に変更を加えることもでき、集積データの分析を大幅に簡素化します。

シミュレーターの多くは、6つの「自由度」を実現するのに6つのアクチュエータを使います。Innovation Labで使われるこの革新的なダイナミック シミュレーターは、9つのアクチュエータを最大限活用し、それによって車の運転特性を正確に再現します。これらによって、エンジニアは運転性能や快適性に加え、車のダイナミクスを正確に分析できるのです。 特に興味深いもう一つの特性は、車道上でプラットフォーム全体を浮かせる非常に薄い空気のクッションで、電動アクチュエータによって、ダイナミックで静粛で、そして継続した動きを実現しています。

最新世代DiM(Driver-in-Motion)テクノロジーを搭載したダイナミック・シミュレーターは、多くの試験を重ねたテクノロジーを提供し、そのテクノロジーが、新車の市場投入までの時間を50%削減し、全開発の90%をシミュレーター上で実施し、実際のプロトタイプの使用を40%削減することを可能にしています。 シミュレーターを使用することで、実物でのテストが可能になる前でも、マセラティの今後の計画に含まれる電動化モデルを調査・エミュレートできるようになります。したがって、従来のエンジンモデルも今後計画される電動化モデルも、マセラティのDNAを全く損なわずに分析・研究することがでるのです。数百ものさまざまなコンフィギュレーションをテストできるため、重量配分や重心の位置が最適化されています。車両のアクティブな機能とその電気トラクションを管理する集中型ロジックが開発され、ドライバーからのインプットすべてに車全体が一元的に反応するようになり、動的性能が最大化しました。 パワーと俊敏な反応という面で電気モーターがもつ広大なポテンシャルを活用することを目的としています。

 

ユーザー・エクスペリエンス開発研究所は、最新のマセラティ開発プロジェクトの主要課題のひとつである、ヒューマン・マシンインターフェース設計の根幹を成しています。 コネクティビティの急速な進化とドライバー支援システムの利用に、電動化も加わったことで、車両との五感を活用した対話のシナリオが膨大に生まれています。それらの多くは全く新しく、競争力のある開発時間とコストを用いて、その究極の複雑さを管理し、すべての機会を最大限活用し、独自のユーザー体験をもたらすには、最新のツールが必要です。 マセラティの運転シミュレーター拠点には、自動車人間工学専門の研究所が含まれ、運転姿勢、視認性、車載制御装置やディスプレイとの対話を正確に再現することができ、そこでは開発中の車両を、あらゆるシナリオの中で最大の現実感をもって運転することができます。 ユーザー体験の統合設計は、最も頻繁な操作によって引き起こされる注意力低下の度合いから、アクセスしやすい制御装置レイアウトや、さまざまな運転モードにおけるすべての情報に至るまで、高度自動運転モードにおける視覚、音響、触覚による効果的で明晰な警報に支えられています。

この人間工学研究所は、ユーザー体験に影響を与えるさまざまな問題を分析するための、高性能で特殊な計器装備によって完成しています。 2つの例:天空光シミュレーターは、一日におけるあらゆる時間、年間のあらゆる時期、あらゆる緯度での、光の状態を再現するよう設計されています。ここでは、運転中の妨害を避けるための防眩の問題に深い関心が向けられると同時に、魅力的な形、素材、仕上げ、そして色が、これまで通りソリューションに盛り込まれています。 心理音響学研究所では、将来のマセラティ車のサウンドトラック、すなわち制御装置や音声警報、ドライバー支援システムなど、その他多くの音響効果が開発されています。 ユーザー・エクスペリエンス開発研究所は、マセラティならではのユーザー体験をもたらすことに特化した本物の「ユーザー中心設計」のため、人間工学、ヒューマン・マシンインターフェース、車の知覚品質の統合開発を支援しています。

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