マセラティ ミラノデザインウィークで新型グラントゥーリズモのセレブレーションイベントを開催

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ミラノ発、2023年4月21日-マセラティはイタリアのデザインの中心地にある新しいミラノのマセラティストアで、ファッション、ショービジネス、スポーツ、音楽の各界の著名人と共に新型マセラティ グラントゥーリズモの誕生を祝いました。グラントゥーリズモ限定モデル75thアニバーサリー エディションに加え、マセラティ・チェントロ・スティーレがデザインした「グラントゥーリズモ ワンオフ “プリズマ”」と「グラントゥーリズモ ワンオフ “ルーチェ”」、そして日本のストリートカルチャーのパイオニアであり、マセラティとも親交の深い藤原ヒロシの大胆な着想による「グラントゥーリズモ ワンオフ“ウロボロス”」という3つのマスターピース―を発表しました。

このイベントにはスタイルのパイオニアであり、グローバルブランドアンバサダーのデビッド・ベッカム氏も出席し、日本人デザイナーの藤原ヒロシ氏とともに新型グランドトゥーリズモへのお祝いのメッセージを送りました。またイタリア人作曲家/ピアニストのダーダストとイタリア人俳優のマチルダ・デ・アンジェリスもグラスを掲げ、1947年に長距離移動に相応しいスポーツカーとして誕生したマセラティのアイコンに祝杯をあげました。

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「グラントゥーリズモ ワンオフ “プリズマ”」はV6 I.C.Eのネットゥーノエンジンを搭載した、名声高いグラントゥーリズモの伝統を称えるクラフトマンシップの結晶です。ボディは全て手作業で塗装された14色の異なる色の組み合わせから構成されています。さらに装飾としてマセラティの車名を構成する8500以上を超える文字も一つ一つ手作業によって貼り付けられています。そのうちの2色は未来を見据えて選ばれたもので、残りの12色は、1947年に登場したマセラティ A6 1500の「アマラント」や、1973年のカムシンを輝かせた「オロ・ロンシャン」など、歴代のグラントゥーリズモの中でも特に人気の高かったモデルの色を採用しています。

「グラントゥーリズモ ワンオフ “ルーチェ”」はマセラティのイノベーションとサステナビリティの表明です。100%電動のフォルゴレバージョンを搭載した、マセラティの実験と持続的な研究が反映されたモデルです。外装はレザーエッチングが大胆に施されたオリジナルのクロマチックミラーを使用し、車体の輪郭が周囲の環境へと溶け込むような繊細な色彩を使用しています。再生ナイロン糸のECONYL®を採用した内装はユニークな造形美を実現し未来を感じさせるとともに、ブルーで統一された内装はECONYL®の起源ともなる海を思い出させます。シートの形状を際立たせているのはセンターに施されたグラフィックです。このグラフィックはレーザーで描かれたもので、グラデーションのあるバックとのコントラストを表現しています。結果として、内外装に採用された二つの異なった技術―車体をほぼ周囲から覆い隠すかのようなミラーと、マセラティの精神、技術力、驚異的な美しさを強く深く表現するレーザー―がこのモデルを特徴づけています。

マセラティのヘッドオブデザインであるクラウス・ブッセは、次のように述べています:「グラントゥーリズモ “プリズマ”は、75年にわたるマセラティの伝統と、これまで作ってきたすべての車種に注ぎ込まれてきたノウハウの集大成です。グラントゥーリズモ “ルーチェ”は、”プリズマ”との完璧なバランスを保ちつつ、先を見据えた私たちの未来です。それぞれの本質は、互いに依存し合います。革新性という点では、”プリズマ”はイタリアン・クラフトマンシップの美しさと卓越性、そして塗装や色彩における熟練度をすべて体現しています。”ルーチェ”はフォルゴレで開発された技術のすべてを明らかにし、我々の先進的な姿勢とイタリアの創造性を融合させます」。

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また、マセラティはストリートカルチャーのイノベーターである藤原ヒロシ氏と2021年に始まった「フラグメント」との長期的なパートナーシップに続き、100%電動のフォルゴレバージョンの現代版グラントゥーリズモを独自に解釈しデザインした、バーチャルのフォーリセリエ「グラントゥーリズモ ワンオフ“ウロボロス”」を発表しました。藤原氏が着想を得た「ウロボロス」は、破壊と再生の永遠の輪廻のなかで、決して消え去ることなく絶えず形を変える、万物の統一を表現するグノーシス主義のシンボルです。藤原ヒロシ氏が思い描いたのは、マセラティの過去のセレクションから厳選された特徴的なデザインの要素をシームレスに融合させた唯一無二の車でした。A6GCS ベルリネッタ ピニンファリーナのフロントグリルや、1950年代のエレガンスの象徴である3500 GTのサイドベンツ、マセラティ ティーポ151に代表される1960年代の特徴的な丸く覆われたヘッドライトなどを組み合わせています。新たに鋳造されたホイールは、1970年代にマセラティ・ボーラに搭載された先駆的なマグネシウム合金のホイールからインスパイアされたものです。またテールライトの帯部分は当時画期的だった1980〜1990年代のシャマルのデザインを取り入れています。

「フラグメント」を率いる藤原ヒロシ氏は次のようにコメントしています。「グラントゥーリズモ ウロボロスは、さまざまな時代のマセラティのデザインと、現在のグラントゥーリズモを、視覚的、文化的に結びつけるものとして考案しました。マセラティチームとともに、現在の最高峰の技術やパフォーマンスと、数十年にわたり神話を生み出し、刺激してきたスタイルアイコンをつなげることができました。」

この一夜限りのイベントでは、フラグメントとのコラボレーションの一環として、限定のカプセルコレクションも発表されました。マセラティ グラントゥーリズモを印象づけるラグジュアリーなロードトリップからインスパイアされた、カークラブ風デザインの新たなロゴ、トライデントとフラグメント、モデナと東京という2つのブランドのホームをオマージュしたコレクションです。2023年夏からMaserati.com、及び一部マセラティのショールームにてご購入いただけます。コレクションは、Tシャツ、ジップスウェット、スウェットパンツ(黒と白の二色展開)、ブラックボールキャップ、初代マセラティ グラントゥーリズモ A6 1500をかたどったキーチャーム、トートバッグ、ヨーゴ・トゥルーパスがデザインしたコレクターズエディションのイタリア地図に加え、カシミアブランケット、「ヘリノックス」と共同制作したポータブルチェアとテーブルなどが含まれ、忘れがたいマセラティグランドツアーの完璧なパートナーとなってくれるでしょう。

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最後に、グラントゥーリズモ限定モデル75thアニバーサリー エディションをはじめとした限定モデルの魅力がイベントでも紹介されました。内燃エンジンを搭載したグリージョ・ラミエーラ(グレー)とネロ・コメータ(黒)が各75台、ラメ ・フォルゴレ(銅色)とブルー・インキオストロ(ブルー)の電動フォルゴレが各75台と合計300台は、イタリアンラグジュアリーの真髄であるパフォーマンスと、美と機能性の理想的なバランスを誇張することなく実現する証が讃えられました。

マセラティの伝統を未来に投影した、注目すべきこれらの傑作は、ブランドのカスタマイズ・プログラム「フォーリセリエ」で作られています。「フォーリセリエ」では、自らの個性とクリエイティビティを発揮し、世界に一台だけの車をデザインすることが可能です。これらのアート作品はミラノデザインウィークでのグローバルプレビューに続き、マセラティ グラントゥーリズモの記念イベントとして世界中を回り、マセラティファンが近くで見られる機会を提供していく予定です。

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