長きにわたる、輝かしいヘリテージがマセラティの誇り
マセラティの前身であるアルフィエリ・マセラティ工房は1914年12月1日、イタリアのボローニャで設立されました。マセラティは以降、一貫してスポーツカー カルチャーの歴史とその発展に重要な役割を担っています。
ほぼ1世紀の歴史のなかで、マセラティはロードカー、レーシングカーの双方で栄光の記録を打ち立ててきましたが、それ以上に苦難も経験しました。そして、これらの困難を乗り越えたことによりマセラティのキャラクターと個性が構築されることとなりました。このウェブサイトでは、1929年には、ボルザッキーニがたたき出した246.029km/hの世界記録をはじめ、1957年には、ファンジオが250Fを駆って成しえたF1ワールドチャンピオンのタイトル獲得、さらに近年では2007年3月のジュネーブにおける新型グラントゥーリズモ(馬力405bhp)の発表など、マセラティブランド史上最も重要なマイルストンを余すことなくご紹介します。
しかしながら、マセラティの歴史を彩るのはレースでの栄えある記録やロードカーの名車ばかりではありません。マセラティは長い年月をかけて企業としても大きく飛躍しました。1941年にボローニャから現在のモデナのチーロ メノッティ通りに本社を移しましたが、これはマセラティの歴史上、重要な出来事のひとつとなりました。
現在もその歴史的な本社から全世界に向けてマセラティの魅力を発信し続けています。
マセラティは今や70を超えるマーケットで事業を展開するグローバルなブランドに成長しました。ほかのどの自動車メーカーとも異なるのは、マセラティが自社の車両に対し、伝統と革新、懐古主義と未来志向、かつての記憶と将来のビジョンを見事に取り入れている点です。イタリアの伝統に根ざした心を持ちながらも、その目はしっかりと将来を見据えています。
現在のマセラティの誇り、それは様々な価値によってブランドの存在を揺るぎないものにしてきたことです。このセクションでは、人を魅了してやまないマセラティの歴史をたどるとともに、マセラティの名声を高めてきた人物、数々の記録、モデルについての情報をお届けします。