マセラティ レヴァンテは熟成を重ね、MY22でフラッグシップSUVとして完成の域に達したと言ってよいであろう。
そもそもマセラティは前世紀からSUVの可能性のリサーチをはじめており、ジウジアーロと手を組んで幾つかのコンセプト・モデルを発表している。目の肥えたマセラティスタの眼鏡に叶う一台に仕上げる為の長い道のりがそこにあったのだ。
「私達の頭の中には、スタートの時点で、フラッグシップSUVのイメージは出来上がっていました。レースに起源を持つマセラティというブランドに相応しい走りを実現するというのが最も重要なコンセプトでした。加えてマセラティ・ロードカーの伝統である素直なハンドリングを持ち、誰でも着実に車両をコントロールできるということ。そして大いなる走りの楽しみを感じられるということも同じく重要なポイントでした。」とは、3200GT以来、マセラティ歴代モデルのチーフエンジニアを務めたロベルト・コラ-ディ。
レヴァンテの開発過程において、50:50の前後重量配分、低重心化、空力の最適化に大きく拘ったという。そのシャーシは社運を掛けて全面刷新した現行クアトロポルテを起源とするところにある。しかしそれは単なるサルーンの全高をストレッチしたような安易なものでは決してない。シャーシ自体、適材適所で様々な新素材を採用しているし、サスペンションの設計も大きく異なっている。車両サイズの近いギブリとも異なったホイールベース長を設定しているところからもその拘りが解る。
マセラティとしてはじめて採用されたエアサスペンションもレヴァンテのエレガントかつスポ-ティというキャラクター設定に大いに貢献している。車高も使用用途やドライブモードに応じて6段階にアジャスト可能となっている。
また、空力特性も背の高いSUVにとっては重要なファクターだ。速度に応じて車高をオートアジャストするエアサスペンションとCx値を劇的に向上させたフロントエアシャッターにより、高速コーナーにおける路面追従性はSUVとして類を見ないものだと前出のコラ-ディは胸を張った。
スタイリングは世界のマセラティスタがこぞって賞賛した美しい2+2クーペ「アルフィエーリ・コンセプト」のDNAを受け継いでいる。このコンセプト・モデルは残念ながら市販化されなかったが、そのフロントやリアのモチーフを受け継いだレヴァンテの美しい姿は今も色あせることはない。
そして2021年の年末に発表されたのが、初のハイブリッドSUVとなるレヴァンテGTだ。
ターボチャージャー付2Lエンジンにe-Booster(電動過給)が装着された48Vマイルドハイブリッドモデルであり、330PS 450Nm 0-100km/h加速6.0秒というスペックを持つ。このパワートレイン自体とてもコンパクトであり、車体の軽量化にも寄与している。低速時のレスポンスがきわめて良好なe-Boosterの効果と相まって、日常使用においてはV6エンジン搭載モデルと互角の走りを見せてくれる。マセラティのフラッグシップであるレヴァンテを環境にも優しく、かつ経済的に楽しむことのできるGTモデルの存在感は極めて高いと言えるであろう。
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