モデナ発― マセラティは、上海モーターショー2017において、イタリアのグルリアスコ工場で生産されたクアトロポルテの100,000台目となるマイルストーン・デリバリーを祝いました。
グルリアスコ工場「アッヴォカート・ジョヴァンニ・アニェッリ」通算生産台数100,000台目の「クアトロポルテ グランスポーツ」は、ソリッドホワイトの外装とエレガントなタンの内装、21インチのチターノ・ホイールと目を引くレッド・ブレーキキャリパーを装備しています。
Maserati S.p.A.の最高経営責任者、レイド・ビグランドは記者会見で正式に10万台目のモデルと、名誉あるオーナーである中国で成功を収めた若い女性を発表しました。
ビグランドは、「中国はマセラティの世界最大のクアトロポルテの市場である」と語りました。「昨年の中国における当社の驚異的なパフォーマンスは、記録破りの世界的売上高に大きく貢献しました。中国のエリートは、すべてのマセラティが持つ、ラグジュアリー、洗練された職人技、ドライビングへの情熱にますます魅了されています。」
マセラティ中国のマネージングディレクター、ミルコ・ボルディガは、さらにこのように付け加えています。「マセラティは12年以上中国で販売しており、2016年の販売台数は2015年の販売台数よりも大幅に増加しています。この成功は、開始したクルマのすばらしいラインアップだけでなく、マセラティ独自のライフスタイル提案に対する中国の消費者の認識の高まりにもつながっています。」
現在、マセラティは中国に約3万人の顧客を有しており、そのうち38％が女性です。マセラティのエレガントな美学、比類のない職人技、魅力的なエンジン音とスリリングな経験は、真に中国で目立つ新世代ビジネスエリートの心をつかまえました。
過去100年にわたり、マセラティは超高級車の技術を完成させ、各車を完全にイタリアで製造しています。上海モーターショー2017を訪れる人々は、次のような印象的なラインナップを見ることができます：マセラティのフラッグシップセダン「クアトロポルテ」。このブランドの最初のSUV、「レヴァンテ」。そして常に息を呑むようなスポーティセダン、「ギブリ」です。
■クアトロポルテ
新しくデザインされた2017年の「クアトロポルテ」は、独自のエレガンスを強調する新しいエクステリア・デザインの導入とインテリアの進化、多くの先進安全技術等を搭載しています。 また２種類の独創的なインテリア・トリム・オプション「グランルッソ」と「グランスポーツ」も導入しました。高解像度の新しいインフォテインメントシステム8.4インチの容量性タッチスクリーンは、より人間工学的で使いやすいユーザビリティを実現しています。ロータリー・コントロールを備えたセンター・コンソールも再設計されています。改善された最高出力と燃料消費量の低減、アドバンスド・ドライバー・アシスタント・システムの搭載、先進安全機能パッケージを装備した「クアトロポルテ」は、豪華でスポーティなパフォーマンス、快適性、最新の安全性を完璧に兼ね備えています。
オーナーの仕様に合わせて製造された100,000台目の「クアトロポルテ」は、強力な3.0リッターツインターボV6エンジンを搭載し、最高出力は350ps、最大トルクは500Nmを生み出します。クルマは0－100 km / hまでわずか5.5秒で加速し、最高速度は270 km / hに達します。この3.0リッターエンジンは、わずか 10.9km/ℓと「クアトロポルテ」50年に及ぶ歴史の中で最も優れた値を実現し、CO2 排出量も 212 g/kmを達成しています。
「クアトロポルテ グランルッソ」は、エレガントで流麗なブリッジエレメントと精巧にデザインされたスポイラーを備える新しいデザインのフロント下部セクションです。クローム・インサート・バンパーとボディ同色バンパーといったディテールが異彩を放ちます。キャビン内では、スタイルにこだわるドライバーに、標準装備された豪華でエレガントなエルメネジルド・ゼニア・エディション・インテリアで喜びをもたらします。 エルメネジルド・ゼニアデザインの特許を取得した100％天然繊維ゼニア・マルベリー・シルクとフルグレインレザーを組み合わせた最高級の素材は、シート、ドアパネル、ルーフライニング、サンバイザー、シーリングライト フィクスチャーに採用されています。シルクは手縫いのマクロシェブロン柄でさらに快適さと優雅さを象徴しています。シートの中央にはマイクロシェブロン製の模様が施され、ドアパネル、ルーフライニング、サンシェードがゼニアのシルクで覆われています。
「グランスポーツ」は「クアトロポルテ」のスポーツ性とアグレッシブな魅力を際立たせ、エクステリアの新しいデザインパーツとインテリアの各種装備は、長いレース経験の中で培ってきたマセラティの伝統を反映させています。
フロントには、センターエアインテークとサイドエアインテークのために特別な造形を施し、冷却性能の改善を実現する一方で、フロント部にアグレッシブな表情を与えています。また、下部セクションのパーツはエアロダイナミクスを追求したグリルへとつながり、またリアでは、リア･バンパーにエアロダイナミック・フィンが装着され、エグゾーストパイプと共にアグレッシブなスタイルがスポーツ性を明確に打ち出しています。さらに、フロントとリア各所に施されたブラック・ピアノ・トリムがスタイルの完成度を高めています。
ハイグロス仕上げを施したピアノ・ブラックのウッドトリム、アルミニウム製のシフトパドルを備えたスポーツステアリングホイール、そしてステンレススチール製スポーツペダルにより、「グランスポーツ」のインテリアはダイナミズムと強力なエネルギーを放ちます。
■レヴァンテ
マセラティ初のSUV、レヴァンテは、独特のイタリアンスタイルと息を呑むような象徴的なマセラティのデザイン性をあわせ持ち、引き続き高い評価を得ています。「レヴァンテ」というモデル名は穏やかな風から瞬時にして強風に変化することのある、地中海の暖かな風の呼び名に由来しており、まさにマセラティ初のSUVの性格をよく表しています。 レヴァンテはオンロードとオフロードの両方で優れたパフォーマンスを発揮し、異なる路面を非常に正確に扱います。 前後50：50という理想的な重量配分とクラス最高のエアロダイナミクスを実現。比類ないオンロード／オフロード走破性を備え、マセラティモデルならではのエモーショナルなドライバビリティを堪能させてくれます。また可変車高を備えたエア・スプリング・サスペンションによる車高調整機能が実用性を発揮し、クラストップの快適性を実現しています。レヴァンテのマーケットの反響は、発売以来圧倒的にポジティブです。
パワートレインにはマセラティ3.0リッターV型6気筒エンジンを搭載。最高出力が350 psまたは430 psの2種類のツイン・ターボ・ガソリン・エンジンに加えて、最高出力275 psのターボ・ディーゼルエンジンが用意されています。全てのエンジンはインテリジェントな“Q4” AWDシステムと組み合わされ、前後のアクスルに対しては必要な駆動トルクを瞬時に伝達させることが可能です。トランスミッションにはZF製8速ATを採用。このエンジンには燃費向上と環境に配慮したスタート＆ストップシステムも組み込まれ、優れたスポーツパフォーマンスと優れた日常走行経験をお客様に提供します。
■ギブリ
ギブリはマセラティ初の4ドアスポーツエグゼクティブセダンです。その彫刻のようなフォルムと滑らかで流れるような美しいラインを持つスタイルと、パフォーマンス、コントロール性、そして快適性を組み合わせ、まぎれもないマセラティのドライビング体験を昼となく、夜となく提供します。
新しい2017年版のギブリは、新しいラグジュアリー＆スポーツパッケージ、オプションのアドバンストドライバーアシスタンスシステム、新しいカーボンパッケージ、アップグレードされたインフォテインメントシステムを提供しています。ギブリとギブリSの両方が、8速ZFオートマチックトランスミッションを搭載したツインターボ搭載3.0リッターV6エンジンを搭載しています。 上海モーターショー2017にはギブリ350 ps（最高速度は267 km / h、加速は0〜100 km / hでわずか5.5秒）が展示されます。
2013年以来、エルメネジルド・ゼニアはイタリア製の2つのブランドの代名詞であるクラフトマンシップとエレガンスを反映した革製品、高級衣類、パーソナルアクセサリーをそろえた新しいマセラティ・カプセル・コレクションを発表しています。2017ゼニア-マセラティ・カプセル・コレクションは、ワールドワイドの中でも限られたエルメネジルド・ゼニアの店舗とZegna.comで販売されます。
エルメネジルド・ゼニアとマセラティのグローバルなビジョンである、卓越性と妥協のない価値に対する情熱は、質の高い、ラグジュアリーでエクスクルーシブな消費者の要求を満たすためのブランドコラボレーションの強力な基盤をもたらしています。ブランドのコラボレーションは、2013年にLanificio Zegna製のインテリアファブリックを纏った100台のマセラティクアトロポルテのエクスクルーシブ・コレクションで始まりました。この成功したプロジェクトの後には、ギブリとクアトロポルテのスペシャル・エディション・トリム・パッケージがありました。レヴァンテも同様です。この進行中のパートナーシップは、もともと、2014年にマセラティ100周年という、イタリアの伝統を共に祝うために立ち上げられ、引き続き勢いを増し続けており、今日まで依然として強く残っています。
■お問い合わせ先
【報道関係者】マセラティ ジャパン株式会社 コミュニケーション&PR：野村宛
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