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Quattroporte
スタイリッシュかつハイパフォーマンス
MASERATI QUATTROPORTE

モデナから世界へ。アドルフォ・オルシの夢が詰まったクアトロポルテ。

マセラティのヒストリーにおいてクアトロポルテが如何に重要な存在であるかが今回のお題だ。

初代クアトロポルテがデビューを飾ったのはちょうど今か ら60年前のこと。3500GTが本格的グラントゥーリズモとして高い評価を得て、当時マセラティは勢いに乗っていた。

マセラティフォーリセリエの原点ともいうべきオーダーメイドによるハイパフォーマンスモデル5000GT、そして1962年にはジャストサイズの2+2グラントゥーリズモであるセブリングの発表。まさに破竹の勢いであった。そして翌1963年にはスポーティな2シーターモデル、セブリングと同時にクアトロポルテが登場した。クアトロポルテとは、イタリア語で4ドアの意味であることは皆様ご存知なことと思うが、なんともストレートなネーミングだ。

開発秘話

このクアトロポルテにはマセラティのオーナーであったアドルフォ・オルシの夢が詰まっていた。彼はマセラティを世界に通用する重要なモデナ・ブランドとすべく全身全霊を尽くした人物であるが、かねてよりイタリアならではのスタイリッシュかつハイパフォーマンスのドライバーズ・サルーンを作りたいという野望を持っていた。それまでレースカーに起源をもつブランド達がこのジャンルに取り組んだが、どれも結果を出すことが出来なかったのだ。

マセラティの開発部門ではチーフエンジニア ジュリオ・アルフィエーリの元、ボディ構造、サスペンションなどに新しい試みが多数導入された。エンジンは前述5000GTのレースカーを起源とするV8を搭載し、リアサスペンションにはド・ディオン形式を導入するという当時のラグジュアリー・サルーンとしてきわめてユニークなものであった。果たしてこのクアトロポルテは折しものイタリアにおける好景気の後押しもあり、商業的にも成功を収めた。新興企業のオーナーやセレブリティ達が自らサルーンのステアリングを握るという新しいトレンドを作った。

 

クアトロポルテはマセラティを代表する重要なモデルとして代々、高い人気を博した。特に今から20年前2003年にグローバルデビューした5代目は大ヒットモデルとなり、マーケットにおける存在感は特別なものであった。初代GTたるA61500以来、久方ぶりにピニンファリーナと手を組み、類を見ないスタイリッシュなスタイリングが高く評価された。ロングノーズを強調した極端に低いフロントエンドはスポーツカーそのものであったし、フロント・ミッドマウントエンジン&トランスアクスルレイアウトという走りに特化したエンジニアリングの採用はきわめてユニークであった。これまで存在しなかったマセラティの解釈による新しいスタイルのスポーツサルーンはマーケットに大きな影響を与え、このコンセプトが後のSUV全盛期を生み出すひとつの原動力となったと言っても過言ではない。

現行クアトロポルテ

そのDNAを受け継ぎ、さらに快適性をブラッシュアップしたのが現行のクアトロポルテである。サッシュレス・ドアと6ライトからなるグリーンハウスは開放感あるキャビンを生み出しながらも、スポーティなイメージを醸し出す。充分なリアシートのスペースを持ちながらも、ホイールベースの長さを感じさせない躍動的なスタイリングは発表当時より高く評価されている。そして歴代モデルで大きな特徴となるのはイタリアン・エレガンズそのものの洗練されたインテリアだ。初代モデルにおいても“特別な顧客の為のモデル”として、クアトロポルテ専任のクオリティコントロールを行ったという伝統は今も生きている。この独特の世界観を是非、お近くのショールームでも体験して頂きたい。

ラインアップとV8エンジンの終了

クアトロポルテのラインアップも魅力的だ。V8エンジン搭載のトロフェオは最強出力580ps、最高速度326km/hを叩き出す頂点たる一台だ。加えてV6エンジン搭載のGT、モデナ、そしてこの5代目から追加されたAWDモデルのモデナQ4。それぞれがクアトロポルテらしいテイストを楽しむことができる。クアトロポルテにおいては多彩なオプションも用意されているが、さらに自由なカスタマイズを実現可能なフォーリセリエ・プログラムをセレクトするカスタマーも増えている。拘りのライフスタイルを持ったファンの多いクアトロポルテならではのトレンドと言えよう。

ここで少し残念なニュースもお伝えしなければならない。このクアトロポルテにおける重要なアイコンはV8エンジンの搭載であるが、そのトロフェオモデルがまもなくオーダー締め切りとなるのだ。クアトロポルテ生誕60周年アニバーサリーイヤーに有終の美を飾る一台として、このマセラティ伝統のV8エンジン搭載ラストバージョンは間違いなくヒストリーに残る名車となる。ご関心を持たれた貴殿はぜひショールームへと急がれたい。

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